スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

さようなら

死にました。

静かな最後でした。

1月中旬に悪性リンパ腫の診断が下されてから約一ヶ月半。初めは耳の下のリンパ節の腫れだけだったのが、前足の付け根(肩)にも腫れが出始め、あまりにもひどくなってきたので、獣医に相談したところ、「ここまで腫れてくると、いつ何時窒息やてんかんの発作が起きるか。この数日が山かもしれません。一度発作が起きてしまうと、あとは苦しみながらの死ということになってしまうので、決断するなら早いほうがいい。」と言われました。

IMG_0730.jpg

内臓も結構腫れていたのかもしれません、お腹のあたりが結構パンパンです。この方が楽なのか、最後の方はよくこうやって横になっていました。


安楽死は初めから考えていたことなので、ショックではありませんでした。

最後の最後まで、食欲があって、私たちにかまってもらうのを至上の喜びにして、散歩に出かけるのも毎回楽しみで時間になると私たちにくっついて歩きまわる、いたって普通の日常でした。

2日後を『その日』に決め、予約をしました。

当日、学校から帰ってきた子供たちはいよいよ最後の午後を花子と普通通りに過ごしました。お兄ちゃんは私が以前に買っておいてあった花子用のおもちゃをどこかから見つけてきて、獣医に出かける直前に数分遊んでやりました。花子は大喜びで振り回して遊びました。

次男は帰宅するなり顔色真っ青で吐き下しが始まり、ほとんどトイレで気分が悪いのと花子との別れが迫っている悲しみとでボロボロになりながら泣いていました。39度を超える熱まで出ていましたが、花子を獣医に連れて行くときは何がなんでも一緒に行く!と言い張り、長男だけ家で留守番をし、私たち夫婦と次男の3人で花子を連れて行きました。

最後の散歩。獣医は同じ通りの4ブロック先。

最後のリードを持って、熱と気分の悪さで意識が朦朧としている次男の歩調に合わせてゆっくり、行きました。

クリニックに着くと、すべて用意して待っていてくださった獣医さんが、まず1本目の注射を花子の後ろ足に。これは精神安定剤で花子は朦朧とした状態になるとのこと。薬が効いてくるのを待っている間、待合室で花子はそこらじゅうを嗅ぎ回って、ときどき窓の方に伸び上がってみたり、戸棚に飛びついてみたり。数分でヨタリ足になり寝転がり始めました。

獣医さんが「それでは診察台に乗せてください」とおっしゃり、花子を抱き上げ横倒しに寝かせると、短くこれからうつ二本の注射の説明をされました。なんだったかはっきりとは覚えていませんが、確か一本は麻酔、もう一本は息を止めるものだったと思います。

先生は注射を打つ間、「花子が驚いたり不安になったりしないように話しかけてあげて」と言われ、次男はずっと花子の顔に自分のおでこをくっつけた状態で何やら話しかけていました。1本目と2本目の間はほとんどなく、あっという間に花子は動かなくなりました。目も開いたまま、いつ私たちが見えなくなったのかも全くわからないぐらいあっという間の出来事でした。

クリニックに着いてから帰宅するまで約30分ぐらいだったでしょうか。家に着くと、長男が弟を思いやって花子のものを全て片付けてあって、寝床も餌入れもボールもおやつのカリカリや糞用のビニール袋に至るまで花子を思い出させるようなものは一切なくなっていました。

花子の亡骸はクリニックの方からこう言った小動物をまとめて火葬する保健所に引き取られていきました。プライベートで火葬して、灰を受け取れると言うオプションもあったのですが、私たちには花子と一緒に過ごした思い出だけで十分と判断し、スタンダードな方法でお願いすることにしました。


かれこれ1ヶ月が経ち、やっと花子のいない生活に慣れてきたところです。


花子が病気になったおかげで、二匹の犬を飼っている、犬が大好きな家主さんの親切、優しい心に触れることもできました。これまで付き合いが上辺だけだったのが、少しでも深くなったのは花子のおかげです。ありがとう。

というわけで、『ウィーンでビーグル』はこれにて終了。

DSCN3389.jpg

DSCN3381.jpg

花子がうちに来た1日目
スポンサーサイト

はれ復活

ウィーンの冬はとにかくお日様があんまり出なくて、どんよりしてて、積もった雪は車の灰塵で真っ黒だし、気が滅入ります。

しかし今日は

IMG_0637.jpg
うちの通りに面したの窓からのお向かいさんです。

晴れ!

お日様復活です。はー、ちゃんとお日様あったんだぁ。って感じです。


そして花子のハレも復活してます。

コルチゾンは4日前から1/4投与に切り替えて様子を見ていましたが、おとといあたりからまた下顎の両わきのグリグリが腫れ始めて今日は見た目にも確かに腫れてるなという感じに成長してます。

最近先が長くないんだから美味しいものいろいろ食べさせてやろう!と家族で寄ってたかっていろんなものをやるので、さすがにお腹周りがなんとなくじぶといです。

そういえば、花子が悪性リンパ腫になってから子供達は学校で、クリストフは仕事仲間に、私はご近所さんやお友達にその話をするんですが、結構ガンで死ぬ犬って多いと知ってびっくりしました。そういえば私が子供の頃に家で飼っていたミニシュナもあれは癌だったのかもしれません。

昨日玄関で大家さんに会った時に花子の話をしたら、大家さんの前の犬、ジャーマンシェパードも10歳の時に癌で死んだという話でした。その前にもジャーマンシェパードを飼っていて、彼は6歳で死んだとか。

「純血の犬はやっぱり弱いよ。その点マーヤ(今の犬)は雑種でやたらと頑丈。」

と言われました。

その頑丈な犬に花子は鼻をかまれてかなり痛そうな怪我を負わされたんですけどね。頑丈もたいがいにしてほしいものです。これがその時の鼻。

花子さん当時の状況をお聞かせください。。。
DSCF6463.jpg
引っ越してきた花子ですどうぞよろしk
ガブッ!
って。もうびっくりしましたよ。あのおばちゃん怖い。

美味しいでしょうか

悪性リンパ腫にいいと聞くと片っ端から試してみる気になっちゃうじゃないですか、やっぱり。

で、こんな感じ。

DSCF6761.jpg
黄身


さらにこんなものも。
DSCF6758.jpg
フランボワーズ


なんでも美味しく食べられる間にいろんなものを食べさせてやるのです。

DSCF6754.jpg
そのカウチポテトとやらも、もそっとこっちへ。


いやカウチは違うから。

サプリ

昨日はサプリのことも書こうと思っていたのですが、すっかり忘れていたので、どんなものをやっているのかここで紹介。

一つ目は健康食品フリークの私の父が「父さんはこれを飲み始めてから9年間風邪をひいてません!」と超おすすめで、私たち親子にとくれてあったこれです。

IMG_0627.jpg


こちらラックルは活性乳酸と書いてありますが、人間の癌にも効くらしくて、だから花子にも絶対効く!と言われました。人間がこれを飲むときは舌下でゆっくり溶かすようにっていうことですが、花子にそんな芸当ができるはずはないので朝食のテリーヌもどきに振りかけてやってます。ちなみにすごく苦い代物ですが、花子には「そんなの関係ねー!」みたいです。

二つ目のサプリはこちら。

IMG_0630.jpg

いわゆるビタミン、ミネラル、プロテイン剤です。

三つ目はこちら。

IMG_0628.jpg


クリストフの仕事の依頼人が花子の話を聞いて持ってきてくれました。これもやはり癌に効くと人間向けに売られているものという話です。主成分はアロエヴェラ、クランベリーとりんごジュースです。アロエは何にでもいいとこちらでは万能薬みたいな感じで健康フリークには人気みたいですが、日本ではどうなんでしょう。

そして四つ目。

IMG_0629.jpg


これも同じ人が持ってきてくれたものです。
大豆油、ヒアルロン酸、ヒイラギナンテンモドキの粉末、亜鉛、生姜油などなど、いろんなものがいっぱい入ってます。

癌の宣告から一週間。花子の様子はぱっと見ほとんど変わりませんが、昨日下腹のあたりが内出血のように青くなっているのを発見しました。

IMG_0631.jpg

今朝獣医さんに電話して聞いたところ、コルチゾンの服用によって出た症状かもと言われました。次男がどうしても次に獣医さんに行くときはついて行きたいというので、明日予約を取り付けて行くことになりました。

ふさぎがちな次男がこういう変化を見て余計に悲しむのを見るのが一番つらいです。

コルチゾン投与

月曜日に癌の宣告があってから抗がん剤を使わない代わりに少しでも腫れを抑え、日常生活が楽になるようにとコルチゾンを使い始めて、あっという間に今日は土曜日です。

初めの2日間は腫れの具合はあまり変わりませんでしたが、3日目からははっきり腫れが引き始めたのを確認できるようになりました。耳の下をかいてやるのも普通にできるようになって、でも心持ち遠慮気味に。

食生活は花子にしてみたらきっと毎日がバラ色といったところでしょう。今まで安物のドッグフードが多かったけど、今は毎日ペディグリーの柔らかいタイプのあれ、なんて言うんでしょうか。テリーヌのような状態になってるアレです。あれをもらってます。日替わりメニューです。抵抗力アップという副題のつているのもあったのでそれやったり、毛並みが良くなるっていうのがあったのでそれをやってみたり。今日は我々人間用に牛肉のカレーを作ったので、ふた切れほど生肉をやりました。それはもう目を白黒させんばかりに食べました。

次男が昼過ぎに一週間のスキー学校から戻ってきたので、帰ってきたばかりで気の毒とは思いましたが、パパから花子の病気について話をしました。案の定、泣きました。涙をハラハラ流して声を押し殺すように。心配した花子がそんな彼の顔をペロペロと舐め続け、まるで「どうしたの?大丈夫だよ。もうすぐよくなるよー。」と慰めているようです。きっと自分が原因だなんてこれっぽっちも思っていないんでしょう。なんだか複雑な心境です。

でもこうして考えてみると、動物っていうのは未来に対する不安や恐れがないので今この瞬間だけを満喫することができて幸せだなあと思います。
プロフィール

Author:ウンター
音楽の都ウィーンで暮らす専業主婦。元ギタリスト。このブログの筆者。
◎クリストフ
我が家のあるじ。現役音楽家のオーストリア人。
◎長男
見た目静かな夢見るティーンエイジャー。将来の夢は楽隊!
◎次男
見た目も実際も活発なやんちゃ坊主。ニオイに敏感なジャズマン...
◎花子
メス、ビーグル、特技;一回ひねりジャンプと『チンチン』

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。